本日はバーニーのRBV(リソース・ベースド・ビュー)という概念で
事業に活かせるような解説をしていきたいと思いまーす♪( ´▽`)
RBVとは、、
企業が勝ち残り、永続的な発展を遂げる上で、その競争優位の源泉を
市場における自社のポジショニングではなく、企業の内部震源にあるとした概念のこと。
つまり、「自社の強みは◎◎なので、長く続くんです。」というような感じですね。
強みといっても、いろんな角度からの見方があります。
それが以下の4つで、VRIOフレームワークといいます。
Value(経済価値)
簡単に言うと、市場(外部環境)に良くも悪くも変化が起きた時、自社のケイパビリティでしっかり対応できるかどうか、です。
ケイパビリティとは、効率性やスピード、品質の高さなどを実現するための
オペーレーションの要となる部分のことです。
若干難しい概念なので補足で事例を。
例えば、食材にこだわる沖縄県内の料亭で、「沖縄という農業が少ない地域でこの品質の食材が安定して提供できるのはなぜ?」という問いに対して、
「開業前から1年かけて全国の生産者のところに直接会いにいき、本当に良いものを
生産している生産者と直接契約し、直送してもらっているからです」
という回答があったとしたら、その料亭のケイパビリティは「流通ルート」ですね。
Rarity(希少性)
そのまま。レアなものかどうか。他の企業や個人事業主さんが既にたくさん持っている商品、やっているサービスに関しては希少性があるとは言えませんね。
In-imitability(模倣困難性)
真似されやすいかどうか。開発またはリリース当初は珍しい、レアなものであっても、
簡単に真似されてしまうものであっては、持続的な競争優位にはなりません。
Organization(組織)
報酬や福利厚生、経営管理の仕組みなど、組織としての各種仕組みのこと。
これに関しては、人的資源管理の要素が強い部分になりますね。
ちょっと難しい概念かと思うので補足でイメージをお伝えしますね。
例えば、給与体系と教育がしっかりしていて、その結果従業員満足度(ES)は高まり、
それが口コミで「働きやすい職場」というイメージが浸透し、
いまの世の中でも人手に困らず、安定した経営ができているのであれば
まさに組織体系が貴社にとっての強みの1つになるでしょう。
例としてあげるのであれば、ぱっと出てくるのは大手ならスターバックス、
居酒屋系なら東京近郊の「てっぺん」、沖縄県内なら「足立屋」なんか近いかもしれませんね。
上記のVRIOフレームワークを活用して、自社の本当の強みを見出し、
今後の経営戦略に落とし込んでいく、というのは有用なことだと思います。
ただし、注意点が1つ。「ひとりよがりになりやすい」ことです。
この概念では市場目線(他者・お客様目線)が欠けています。
VRIOフレームワークで自社の強みを考えるのは有用ですが、
それが市場に求められていないものであれば、お金は生まれません。
つまり、VRIO分析の結果、自社はここがすごいんだ!っていって
それをアピールしまくっても、ニーズがなければ売上は見込めない、ということですね。
ここでの失敗はかなり痛手になるので本当にご注意を!!
市場によってニーズの有無は存在します。VRIO分析と合わせて市場調査や
同じ市場圏内の情報通の人の話を聞く、などして、
「自社の強みのニーズのある市場なのか?」
を意識することが大切です。
実は、、、失敗から深く学んだことでした〜(笑)
では、本日はここまで〜!!
次回またおたのしみに♪( ´▽`)